赤ちゃんのおもちゃや、出産祝いの定番となっているガラガラ。いつの間にか「ラトル」という名前も聞かれるようになってきましたね。
そんな赤ちゃん用のガラガラ(ラトル)。
使ったりもらったりするものの、なぜこんなに定番化したのかを知っている方はあまりいないのではないでしょうか?
赤ちゃんにおもちゃを選ぶ時に、使い方や、発達にどんな影響を与えてくれるのかを知っているのと知らないのとでは、選び方が全く違ってきます。
また、ガラガラ(ラトル)と一言で言っても、その形や機能はそれぞれ違っていて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、赤ちゃんにガラガラ(ラトル)を購入しようと考えている方向けに、どんなガラガラ(ラトル)を選べば良いのかを詳しく解説しています。
さらに、赤ちゃんだけでなく、家族も笑顔になるようなかわいくておしゃれなガラガラ(ラトル)を10個厳選して紹介しています。
赤ちゃん用のガラガラ(ラトル)を探している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
1.赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)とは?
2. 赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)の選び方
3.赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)おすすめデザイン10選
まとめ
1.赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)とは?
赤ちゃんのおもちゃとして、出産祝いなどのプレゼントにも人気の高いガラガラ(ラトル)。
手に持って上下左右どちらに動かしても音が鳴る単純な構造ですが、そもそも赤ちゃんにどのような影響があるのでしょうか?赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)が発達に及ぼす影響などを詳しく解説します。
1-1. 赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)が発達に及ぼす影響
例えば、「これはなんだろう?」と思ってガラガラ等のおもちゃに触れたとき、そのおもちゃから音が出たとします。
すると赤ちゃんには「あれ?自分が触れると音が鳴るんだ」という自己効力感が生まれます。
自己効力感とは、簡単に説明すると「自分は成功できる、目標を達成できる、という自分に対しての期待感」のこと。
その自己効力感から、赤ちゃんは繰り返しガラガラ等のおもちゃに触れて、音が出るのを楽しみます。
そのうちに「触ると音が出る」という法則を学び、音を出すためにガラガラ等のおもちゃに触れるようになります。
このような経験を積み重ねることで、赤ちゃんは自分がおもちゃに働きかけることができる有能な存在であるということを学び、自分の興味や関心によって行動しようとする「やる気」が発達していくのです。
この「やる気」のことを「内発的動機づけ」と言うのですが、この「内発的動機づけ」は、とくに幼い時の環境(おもちゃなど)との関わりの中で発達すると言われています。
以上のことから、手に持って無造作に振るだけでも音が鳴るガラガラは、赤ちゃんの自己効力感を生むために最適なおもちゃということが分かりますね。
1-2. 赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)の対象年齢
赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)はいつから使えるのでしょうか?
大人と一緒に遊ぶのであれば、生後すぐからでも使うことが可能です。生後すぐは目がはっきりと見えていませんが、音は聞こえています。
そのため、新生児期の赤ちゃんをあやすときにガラガラ(ラトル)が活躍してくれます。
音を鳴らすと一瞬固まって動きを止めてくれたりして、その姿がとても可愛らしいですよ。
一人で遊ぶのであれば、赤ちゃんの発達の状況にもよりますが、生後3ヶ月から6ヶ月くらいがおすすめです。
3ヶ月頃になると、自分の手を動かしたり物を握ったりして遊ぶようになります。首がすわり、うつぶせの状態で体を支えることができるようになる4ヶ月頃から、目の前に興味を引くものがあるとその物に向かって体全体を起こそうとします。
うまく掴めなくても、触れると音の出るガラガラ等のおもちゃは、赤ちゃんに自己効力感を生じさせ、運動や体の発達を促します。
1-3.発達状態に合わせたおもちゃを選びましょう
赤ちゃんは感覚や運動の機能を使うこと自体が嬉しく、同じ行動を何度も繰り返して楽しみます。
この時期の繰り返しには、赤ちゃんが自分の中に経験を取り込んでならしていくという重要な意味があります。
大切なのは、赤ちゃんの発達状態に合わせたおもちゃ環境を用意することです。 赤ちゃんの興味や関心、いわゆる知的好奇心というのは、自分の認識との間に適度のズレがある時に生じます。
それは「少し知っているけど、完全には知らない」という時のことです。
大好きなおもちゃでも、遊びすぎて分かってしまうと、いつの間にか見向きもしなくなってしまいます。
また、難しすぎる、もしくは簡単すぎるおもちゃも、赤ちゃんに好奇心を生じさせません。
赤ちゃんのことをよく見て、最適なおもちゃを見極めてあげてくださいね。
2. 赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)の選び方
ここまで、赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)が発達に及ぼす影響を詳しく解説してきました。
赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)が赤ちゃんの成長の第一歩にとても重要な役割を持つことが分かりましたね。
そこでここからは、赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)の選び方について解説していきたいと思います。
皆さんは、ガラガラと聞くと、どんな形を思い浮かべますか?
筆者はこんな形のものを思い浮かべました。
一言でガラガラと言っても、その形や素材には本当にたくさんのものがあります。
次からは、赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)にはどんな素材があるのか、素材別に紹介していきます。
どんな素材があるのか、その特徴を知って、赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)を選ぶ際の参考にしてみてください。
2-1. 布製の赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)
布製の赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)の特徴は、なんと言ってもその柔らかさと軽さです。
赤ちゃんがガラガラ(ラトル)を持ち始める頃は、おそらくまだ上手に物を掴むことができない月齢でしょう。ベッドに寝たままの状態で、仰向けになったままガラガラ(ラトル)をふりふりしていることが多く、物を掴む力も弱いため、何度もガラガラ(ラトル)を落としてしまうことが考えられます。
もし落としてしまっても、軽くて柔らかいので痛くないのが特徴です。
また、布製のガラガラ(ラトル)は中に鈴が入っているものが多いのですが、布の中に入っているのであまりうるさくなく、優しい音色がするのも特徴です。
2-2. プラスチック製の赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)
プラスチック製の赤ちゃん用ガラガラの特徴は、お手入れの簡単さが挙げられます。
外出先で落としてしまっても、アルコール等でサッと拭くことができるので、すぐにお口の中に物を入れてしまう赤ちゃんでも、安心して持たせておくことができます。
また、煮沸消毒できるものが増えているため、消毒も簡単で、衛生的に保つことができますね。
その反面、プラスチックのガラガラは色合いが少々派手なものが多いです。
最近ではおしゃれなママが増えて、赤ちゃんのファッションもとてもおしゃれになっているので、「プラスチックのガラガラはちょっと嫌だな・・」というママも増えているようです。
2-3. 木製の赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)
木製の赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)の特徴は、なんと言ってもデザイン性の高さです。
シンプルな物からカラフルなものまで、様々なデザインがあります。
カラフルなものでも、塗料は赤ちゃんが舐めても大丈夫な、安全な塗料が使用されているものがほとんど。(購入を検討される際は、安全な塗料が使用されているかよく確認されることをお勧めいたします)
また、木という素材から、歯固めと兼用して使えるものが多く、最近ではシリコンと合わせたおしゃれな木製のガラガラ(ラトル)が増えてきています。
そして筆者は、木製のガラガラ(ラトル)の最大のメリットは、木材同士がぶつかる時のまろやかな音だと考えています。
鈴やプラスチックでは出せない自然の優しい音。
子育てに木育を取り入れたいと考えている方には、その導入としてピッタリなおもちゃですよ。
いかがでしたか?
それぞれの赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)に、違ったと特徴が存在しますね。
使用される用途によって、赤ちゃんに最適なものを見つけてあげてください。
赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)の素材別メリット・デメリット
お手入れ方法の詳しい解説はこちらのブログで紹介しています。
こちらもぜひ参考にしてみてください!
3.赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)おすすめデザイン10選
赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)が発達に及ぼす影響、そして素材別に特徴を学んだところで、ここからは筆者おすすめの赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)を紹介していきたいと思います。
筆者は元幼稚園教諭で、現在はベビー用品のデザイナーをしています。
そんな筆者が、おしゃれで発達に良いガラガラ(ラトル)を10個、厳選してご紹介いたします!
1.編みぐるみラトル
出典:ETSY
こちらはハンドメイドで製作された編みぐるみのラトル。
海外のクリエイターさんがひとつひとつ製作されており、デザインもとても凝っています。
ETSYという海外サイトで購入することができますので、個人輸入に抵抗の無い方は挑戦されてみてはいかがでしょうか。
ちょっととぼけたような可愛いお顔は、日本ではあまり見たことがありません。
2.LITTLE DUTCHデイジーラトル
出典:BUYMA
こちらは海外の布製ラトルです。
海外のベビー用品は、大人でも可愛いと思えるデザインが豊富にあります。
日本で取り扱い店が無くても、BUYMAで取り扱われたりしているので、諦めずに探してみてくださいね。
3.Konges Slojd 動物ラトル
出典:kongessloejd
こちらは日本でも木製玩具やベッドシーツなどの人気が高まってきているKonges Slojdの布製動物ラトル。
日本に店舗はありませんが、BUYMAから個人輸入も可能ですので検討してみてはいかがでしょうか。
4.O'balオーボール
出典:Amazon
言わずと知れたラトルの代表とも言えるオーボール。
昔は「青!」「ピンク!」と言った派手なカラーしか無かったのですが、最近はグリーンなどが登場してきましたね。
それでもやはりちょっと派手ではありますが・・
オーボールは樹脂製で柔らかく、赤ちゃんが手に持ちやすい構造になっています。
持つ気が無くても勝手に指に引っかかります。
しかも同時にカラカラと音が鳴るので、赤ちゃんが興味を持ちやすく、とてもよく考えられた構造です。
5.Sassy 歯固めラトル
出典:Amazon
こちらはラトルと歯固めが兼用できるみつばちの形をしたラトル。シリコンなので噛んでも痛くないですね。
6.O'ball オーボール オーシェイカー
出典:Amazon
上で紹介しているオーボールをガラガラの形にしたもの。
オーボールはボールのような形をしているので、投げると転がってしまうという問題点が・・そんな悩みを解決してくれるのがこの形だそうですよ。
7.木製ラトル シリコンビーズ
出典:Anliette
木製ラトルはデザイン性が高いので、外出先で持っていても可愛い。
写真に写っていても全く気になりません。
また、振った時に木材同士がぶつかるまろやかな音も、人工のプラスチック等では出せない音。
子育てに木育を取り入れたい方の導入にもお勧め。
8.木製ラトル
こちらは木製ラトルの中に乾燥豆(エンドウ豆)が入っているガラガラ(ラトル)です。
振るとカラカラと可愛い音が鳴ります。ひとつひとつハンドメイドで製作されており、木材も柔らかく、とても軽いのが特徴です。赤ちゃんの手にも持ちやすいように、持ち手が少し丸くなっています。
9.LIEWOOD 木製ラトル
出典:BUYMA
優しいカラーが特徴のLIEWOODの木製ラトル。
日本ではなかなか見ないくすみカラーが可愛いラトルです。
木製でこのフォルムですので、月齢の小さな赤ちゃんが顔に落とさないように注意する必要があるかもしれないですね。
10.Oioiooi 木製アニマルラトル
出典:BUYMA
こちらは日本未入荷のブランド。
ラトルの上部が動物の顔になっているのが特徴です。
BUYMAでもお取り扱いがありますが、日本未入荷ということもあり、とびきり高いのが難点です。
まとめ
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
お気に入りの赤ちゃん用ガラガラ(ラトル)は見つかりましたか?
赤ちゃんの手に持てるほどの、とてもとても小さなガラガラ(ラトル)ですが、その小さな玩具が、発達にとても大きな影響を与えてくれることがお分かりいただけたでしょうか。
赤ちゃんの発達の状況や、ご家庭での使用用途に合わせて、最適なガラガラ(ラトル)が見つかると良いですね。